ムラゴン ホーム
ベトナム縦断〜バイク売買編〜
この旅を通して得たバイクに関する情報、知識を残しておきます。
予備知識
ベトナムではバイクは比較的簡単に購入できます。日本で免許持ってない人でも買えちゃいます。
聞くところによると法律的には100cc以下なら免許いらないそうです。
ちなみに国際免許を持っていてもベトナムは国際免許に加盟していないため無意味です。
ウィンカー点けたら逆走おっけーだったり、バイクが普通に歩道を走ったりする国です。
この国のクラクションは、
『邪魔だ邪魔だ、どけどけぇ！！』
って言うよりも、
『俺ここにいるよ、だからみんな気をつけてね！！』って感じです。
購入場所
スタートはハノイ、ホーチミンがおすすめ
ヨーロピアンやアメリカンのバックパッカーの間ではホーチミンで購入し、ハノイで売却するのが一般的だそうです。ハノイの方がバイクを売りやすいのが理由らしいです。
どちらの街にも中古バイク屋さんが立ち並ぶ通りがあります。
ハノイならカオザイ、ホーチミンなら Hoàng Văn Thụ通りが有名ですね。
ちなみにハノイ、ホーチミン以外だと外国人観光客のバイク購入はベト語が話せる、あるいはコネクションがないと難しいです。
外国人観光客にバイクを譲る事は法律的に黒に近いグレーらしくて、基本的にお店では中古車は販売してくれません。ハノイ、ホーチミンはその辺りが緩い、って現地の学生達が言ってました。
僕もそれで苦労しました。
つまり、
ハノイ、ホーチミン以外だと購入手段が限られる
ことを留意しましょう。
購入方法
大きく分けて３つの方法があります。
正規代理店、正規代理店以外のバイク屋、インターネットの３つです。
新車か中古車か
新車→正規代理店
中古車→正規代理店以外のバイク屋、インターネット
といった具合になります。
バイクの質
正規代理店＞正規代理店以外のバイク屋≧インターネット
バイクの価格(安＞高)
インターネット≧正規代理店以外のバイク＞正規代理店
インターネットは掲示板とFace book(以下Fb)
掲示板はヤフオクみたいなものからメルカリみたいなもの、はたまた正規代理店などのバイク屋さんがPRしてるものまで玉石混淆です。Fb はあのFace bookです。
掲示板、Fb 共に、時たまやってるバイク屋さんPRしてるのが熱いです。ただ人気なので思い立って買うことは難しいです。かくいう僕も買えませんでした。
『Vietnam motorbike ○○(地名)』とかそれっぽい単語でググれば大丈夫です。
Fbには旅人たちのグループがあるので、それに参加しましょう。
構成人数が多い順に2-3入っとけば大丈夫です。
参加資格とか費用は一切ありません。
インターネット経由で購入を検討する際は
事前の情報との食い違い
がないか自身でキチンと確認しましょう。
即購入ではなく、試乗させてもらってしっかりと確かめましょう。
この時、ライトはつくか、ミラーはあるか、タイヤに空気は入っているか、メーターは動いているか、などなど基本的な事だけでも自分で確かめましょう。
僕はこれを怠り何度も苦渋を舐めました。
ちなみに支払いは基本的に現金です。僕の時の相場は日本円換算で約２～４万円くらいでした。
売却方法
2つあります。それは売り込みかインターネットです。
売り込みの対象はバイク屋さんやバイクタクシー
飛び込みで、バイク買ってくれん？、みたいな感じです。意外と買ってくれるもんです。
シャイな人は片方の手のひらを上に向けて親指と人差し指をスリスリしながらもう片方の手でバイクを指差しましょう。
値段は交渉制です。
ふっかけていきましょう。
インターネットの対象は基本的に同じ旅人
インターネットは事前にFbなどでいついつどこどこでバイクをこの値段で？売りたい、と投稿するだけです。
ふっかけ過ぎると買い手がつかないので、
他の投稿者の値段と相談して価格を設定しましょう。
英語で簡単に自分のバイクを写真付きの英語で紹介をした方が受けがいいです。
盛っていきましょう。
飛び込みは売値は不安定ですが、手っ取り早いです。
逆にインターネットは売値は安定していますが、時間がかかります。
ブルーカード
どの購入手段であれブルーカードは必ずもらいましょう。これがないと最悪捕まりますし、何より売却することが難しいです。
ブルーカードにはベトナム語でバイクの情報が記載されています。車検証みたいなものですかね。
本当にこのバイクの物か確認しましょう。旅人間の売買なら自身で確認しましょう。
ブルーカードに載ってる番号はエンジンの下とフロントチョークに記載されています。
エンジン下はここ
HONDA Win 110cc
ベトナムの旅人で主流なバイクは YAMAHA の Nouvo か HONDA のWinと言われています。しかし、 Hondaに Win 110cc なんてものは存在しません。
繰り返し申し上げます。
Honda にWin 110ccは存在しません。
Honda の Win は2000年を境に製造を中止しました。正規のWinは一応現在にも存在することにはしますが 110cc という規格では製造していません。
また、正規の Win 100ccなどは製造中止に伴い価格も高騰し、1～3万円で買えるような代物じゃない様です。あるサイトでは2,000USD(約20万円)で取引されていました。
たまに Japanese original brand とかで誤魔化してくる人もいますが、Chinese copyですから。
パーツもよく見ると......
その代わり安価となっています。
購入を検討する際はそれを理解した上で購入してくださいね。
この経験が誰かの役に立てれば幸いです。
ベトナムのバイク旅は楽しいですよ～。
ノシ