79日目~ヒッチハイクで越境を試みてみたよ~
どうも。ピスタチオに目覚めた いそけん です。
うまい。
・9/10(晴れ→曇り)
本日はヒッチハイクでブルガリアの首都、ソフィアを目指します。
簡単な朝食をごちそうになった後、Eginさんに別れを告げます。
いい人でした。僕がピスタチオにドハマリしてずっとポリポリしてたから、別れ際に1袋貰いました。ありがとうございます。
近くのスーパーマーケットでジュースと水を購入。これで残金は11.4TRY(約400円)
この資金でソフィアを目指します。
イスタンブールからソフィアの距離は約550km、東京~兵庫ぐらいの距離ですね。
ヨーロッパの国境をまたいでいる欧州道路でヒッチハイク。ここでもできそうですが、イスタンブールカードの残高が余っているのでトラムを使います。
イスタンブール市内へ向かうときに乗った所で降車。
まずはトルコ側の国境の街、Edirneを目指します。
Edirneへ向かう道路をトコトコ歩き、ヒッチハイクによさ気な場所を探します。
個人的に①直線②分岐路を過ぎた所③路肩に車が停車しやすい所、ですね。
よさ気な場所を見つけ、早速ヒッチハイク開始すると1時間ほどで1台止まりました。
しかもこの方はドイツ人の方で、帰る途中にソフィアも通るから乗っけてくれる的な。英語がまったく通じない方でしたので単語とボディーランゲージです。
らっきー。
ボディーランゲージと固有名詞でコミニュケーション。
世界を跨ぐ旅人ということは伝えられたと思います。
途中でガソリン給油。視線を感じたので財布から10TRY(約350円)支払います。
その後財布を開いてノーマネーアピールすると、こいつマジかよ……、みたいな顔されます。
世界を跨ぐ旅人がこんな金持ってなかったらビビるよね。
これで残金は1.4TRY(約50円)。
国境の看板が見え始めたあたりで軽食。パンと紅茶をごちそうになりました。
15時を過ぎた頃にボーダーに到着。順調だぜ☆
しかし、トルコの出国スタンプを押印され、さあブルガリアという時に問題発生。
ドライバーの彼が出国拒否されたっぽい。国境へUターン。
トルコの入国管理局みたいな所でひと悶着。
ドライバーさんは僕に向けて肩をすくめて、やれやれ┐(´д`)┌ヤレヤレアピールです。
待ちます。
………
……
…
彼は入国管理局とボーダーを行ったり来たり。
罰金払えみたいな事らしくて、チラッと見せてもらった紙には約3,300TRY(約11万)の金額が……。
ドライバーさんは紙を見つめて半泣きです。
待ちます。
………
……
…
3時間が経ち、太陽も沈んできています。
ドライバーさんが電話で誰かに怒鳴り込んでいます。涙声です。
トイレに行ったので残金が0.04TRYになりました。
待ちます。
………
……
…
4時間半を過ぎた頃に事態が進展。
4時間半も入国管理局の前で待っている甚平姿のアジア人を不審に思ったのか、入国管理局の人達が喋りかけて来ました。
ヒッチハイクで来たけど、ドライバーが国境越えられなくて僕も越えられない、みたいなこと言うと他の管理局の人たちも集まってきて、そいつはヤベぇ、いっちょ助けたるか!!みたいな流れになりました。
ドライバーさんも後半ノリノリでことあるごとに僕の存在を主張します。
入国管理局の厚い援護を受けて無事トルコを出国。そして10ヶ国目ブルガリアにも入国!!節目ですね。
ただブルガリア入国の際にドライバーの彼には話を聞きたい事があるから君はここから徒歩、みたいな感じで降ろされます。いったい何をしたんや……。
しかし、20時半回ってるんですが……。
国境を出て少しだけヒッチハイクに挑戦。暗くて怖いわ……。
しかもゴミ漁ってるおっちゃんが、ジャパーニーズマニアだから日本円くれ、みたいな事を言ってきた時は身の危険を感じました。
仮に乗れてもソフィアに着くのは深夜です。これは危ない。ということで野宿確定。
先ほどのジャパーニーズマニアとか怖すぎるので、少し離れた廃墟の裏で野宿。
すぐ近くにガソリンスタンドがあるので有事の際は駆け込みます。
海外では初野宿。緊張でなかなか寝付けません。
横の茂みがガサガサ言う度、目が覚めます。装備は寝袋オンリーです。
にわか雨が降った時はビビりましたが、こちらはすぐに止みました。
ただ深夜2時頃は寒すぎて震えました。にわか雨に打たれたこともあるでしょうが東欧寒すぎ。
急いでダウンと靴下を解禁。寝袋の中で丸くなって寝ました。
今晩は割と旅の正念場となりそうです。
~本日の1枚~
トラック行列。
数えただけでも100台以上並んでました。
ノシ