74日目~最近なにかと物騒なトルコでヒッチハイクしてみたよ~
どうも。早くもトルコが好きになれそうな いそけん です。
トルコって自称:ヨーロッパ、他称:中東なんですね。国土が大きいと何とも区分し難いですね。ちなみに日本の公式見解も中東だそうです(by wikipedia先生)
・9/5(晴れ模様)
他人の家って早く目が覚めますよね。特に初外国人邸なのでなおなら。
5時くらいに目が覚めました。
Mr.Niyaziの家はWi-Fiないのでこういう時にやることないですが、寝たら起きれなそうなのでBlogの下書き書いてました。
7時くらいに彼が起きてきて、彼の身支度が終わると朝食いただきました。
【The 一人暮らしの男の朝飯】って感じです。トルコの独特なパンとカットされた野菜、チーズ。以上です。
どこの国でも一人暮らしの朝食に差はないようですね……。
一人暮らししたことないけど。
朝食の時に、カッパドキアまでヒッチハイクできるかな?って聞いたら、トルコ、特にアンカラはツーリストに優しいから大丈夫だよ、って。
たすかるー。
彼の出勤に合わせて出ることにします。僕が出勤した後も居てていいよ、って言われましたが流石にね……?
近くの道路でトルコ式ハグした後にお別れ。
ありがとうMr.Niyazi :)
とりあえずヒッチハイクって大きい道路行けばええんやろ?
トルコ語はもちろんのこと英語すら怪しく、文字にしたら捕まえやすそうなので画用紙を買いに近くの売店へ。
英語通じず……。
身振り手振りでヒッチハイクするから紙ほしい。って伝えるも画用紙ないそうです。
ちなみにトルコではヒッチハイクのことを【オトストップ】と言うそうです。
いそけんはオトストップをおぼえた!
その売店でここから20分くらい歩いたら大きな道路があるからそこでオトストップするといいよ、と教えてもらいました。ありがとうございます。
とことこ歩いてると大きめの紙が落ちていたのでそれに書くことにしました。ペンはヨルダンでしれっと入手済みです。
いい出来栄え。
――――
あ!しんにちこくのトルコがとびだしてきた!
〈イソケン はどうする?〉
たたかう
たいあたり
まるくなる
ねむる
→オトストップ
バッグ
じゅもん
にげる
――――
15分くらいで大型のバスが止まりました。え、お金ないよ?
しかし、運行前のようで金はいらない、みたいな感じです。
英語が通じない2人組だったのでニュアンスで勝負です。
30分ほどで走って降ろされます。この先でやるといいよ、って感じでした。
よっしゃ、やったるか!!って時に……。
――――
あ!やせいのドルムッシュがとびだしてきた!
〈イソケン はどうする?〉
たたかう
バッグ
パスポート
カード
けいたいでんわ
→サイフ
じゅもん
にげる
――――
本日の目標として最高はもちろんギョレメ、最低でもアンカラは脱出したかったんですヨヨヨ……。
予定ではアンカラ→クルッカレ→クルシェヒル→ネヴシェヒル→ギョレメ(カッパドキア)ってルートという計画。クルシェヒルぐらいまで行けたらいいなー、って感じ。
アンカラからギョレメまではだいたい大阪府から広島県くらいの距離です。
クルッカレの終着点のバスターミナルの近くに大きなモールがあったので画用紙を購入。10.25TRYなり(約360円)~。
モールの前の道がクルッカレからクルシェヒルに繋がる主要道路だったので早速オトストップ。
近くにいた工事現場のおっちゃんたちに書き上がった紙を見せると、口を揃えてe!e!e!と言われたので見直すとeが抜けてました。
eの力で10分くらいで捕まりました。
できる男の車です。しかも、クルシェヒルまで行くそうです。いやっほー!!
意気揚々乗り込みます。
走りだして5分ほど……。
自己紹介などを済まし記念に1枚取ろうとした時に気づきました。
――――
あ!しんせつなターキーがとびだしてきた!
〈イソケン はどうする?〉
たたかう
バッグ
パスポート
カード
→
サイフ
じゅもん
にげる
――――
携帯電話が……ない……だと……?
画用紙に書くときGoogle Map を見て書いてたのでポケットから取り出したのまでは覚えています。
え、これ置きっぱなしのやつ……?
三種の神器です。カメラない僕のメモリアルアイテムです。
急いで彼に理由を述べ車を止めてもらいます。座席の下等を改めて探すも車内にはなかったです。彼に丁重にお礼を言い別れを告げます。
5分ほどでも120km以上のスピードで進んでいたので戻るん憂鬱です。
オトストップ。場所の名前がわからないんで Go straight。これが止まりません。
歩きます。切り替えが大事です。
もうないかなぁ、でも割と人は通らない所だからもしかして……。
2時間ほどかけてはぁはぁ言いながら戻ります。
あった!!
工事現場のおっちゃんたちも僕が戻ってきたのを見て、phonephone、身振り手振りで教えてくれます。
ありがとうございます。
いやっほー!!今回ばかりは望み薄だったけどその薄いところ引けたーヽ(`▽´)/
改めて同じ所からオトストップ。
ヤングターキーにちょいちょい絡まれたりしつつ、待つこと1時間。
おじいちゃんと読んでも差し支えない方が止まってくれました。
よくわからんけどクルシェヒル方面行くみたいです。
なんでもいいや。乗せてもらいます、
走りだしてしばらくして気づきました。この人ヤバイ。
なぜかって?
その壱、手が常時震えている。
その弐、チャック全開
その参、携帯見ながら脇見運転
ここまでは100歩譲ってまあ許そう。
その参、のーぱん
その肆、エロ動画視聴
やべえええぇぇぇ!!!!
わかる?手がぷるぷるしてるおじいちゃんが片手でエロ動画見ながら半ば下半身ぽろんして100km以上で飛ばして運転してるんだぜ?
おかげで運転もふらふらするわ、エロ動画に夢中で標識見逃して道に迷うわ。こえぇよ……。
エロ動画見せてこんでええから、前見て、前!!
最終的におじいちゃんはコンヤに向かうそうでコンヤとクルシェヒルの分岐路で別れました。アリガトウゴザイマス。
降ろされた所はまじで周りに何もないです。目視できる距離に街がない。
何が何でも捕まえなければ……。
あんまり車の往来は多くなかったですが30分ほどで1台止まってくれました。
陽気な3人組です。
かもーん、みたいな感じでした。そのうちの2人が少し英語を喋れたのでちょいちょいお喋り。
基本3人組で喋ってるので話を振られたら喋るみたいな。
たばこ持ってるなら吸え吸え、みたいなことをジェスチャーされますが見る限り灰皿ないです。
後部座席の真ん中(左は服が干してあり、右は英語喋れないおっちゃん)なので窓から灰捨てれません。
灰皿どこ?アピールすると床でいいとのこと。あらやだ豪快……。
1本だけ吸っときました。いやだってめっちゃ喫煙勧めてくるから……。
途中で、軽食休憩みたいなんで止まりました。
なんかトマト食え食え、ってトマトもらいました。
そこでおっちゃんがピデン(トルコ版ピザ)を焼いてたので写真撮らせてもらったら、なんかピデンくれました。
トマトも合わせてお金を払おうとしたら、いらないとのこと。いとやさし。
ここでトイレも済ませておいて、れっつごークルシェヒル。
むっちゃ飛ばします。チラっと運転席覗いたら150kmくらいでてました。トルコの都市間は信号もなく道がひらけてます。北海道みたい感じですね。
道中はポップな音楽で一緒に盛り上がったりしてなんやかんや間は持ちました。
最終的にギョレメ行くんだ、と話したらクルシェヒルを過ぎて、ここからGoremeって書けば行けるぜ、って所まで運んでくれました。ありがとうございます。
豪快な彼らに別れを告げ、助言通り【Goreme】と書いてオトストップしたら10分ほどで捕まりました。
英語が喋れる方でした。ギョレメじゃないけど近くの街に行くそうで、途中まで乗っけてくれるそうです。3人組のご家族でした。おじゃましま~す。
日本なら幼稚園に通ってるくらいの年頃の娘さんめっちゃ可愛かったです。
途中で、警察の抜き打ち検査みたいなんで車止められ、パスポートを確認されますが無事通過。
ギョレメの北側の街、AVANOSへ向かう分岐路で、AVANOSから行ったほうが近いよ、ってことでおろしてもらいました。ありがとうございます。
ええ家族や……。
ここはもうカッパドキア。
なんかオトストップ始めたら通りすがりの人に林檎もらいました。ありがとうございます。
ただ、ここからがしんどかった。AVANOSに向かう道はまじで車が通らん。たまに来ても止まってくれません。
1時間半ほどオトストップしてたら近くで畑を耕していたおばちゃん集団に呼ばれ、ここからギョレメよりネヴシェヒルからギョレメがいい、みたいなことを言われたので当初の予定通りネヴシェヒルへ向かうことにします。
この時点で17時を回っており、野宿も視野に入れ始めます。
30分ほどで1台確保、と思いきや、
『ネヴシェヒル行くなら近くの街からドルムッシュでてるからそれ使いなよ』的な。
じゃあ、そこまで連れて行ってくれる?
『それは無理』ブーーーン
……なんやったんや。
ただ、そのすぐ後にもう1台。この人がめっちゃいい人でネヴシェヒルまで送ってくれるそうです。
少し日本語操っていたので胡散臭かったですが、日本にも行ったことがあり、レストランをやっているうちに覚えたそうです。
ただ、なぜか近くの街のバス停へ。
ここからドルムッシュ使いなよ、と……。
回し者タイプか……と一瞬疑いましたが、お金ないから……、と断ると出してくれました。おまけに待っている間に出前をご馳走してくれました。
疑ってごめんやで。ありがとうございます。
息子さんやその友達も登場。乗せてくれたお父さん以外英語まったく喋れませんが、なんか盛り上がってます。
日本人が珍しいようで撮影会も始まりました。
19時頃に出立。とてもお世話になったのでFacebook交換しました。
ぐっぱいパッパ、ありがとうやで。
ドルムッシュに揺られ30分ほどでネヴシェヒルのバス停へ。
ここから乗り継いでギョレメ行けるそうですが、ここまで来たらオトストップです。
売店で飲み物買って、とりあえずコンパスで東に向かいます。
30分ほど歩くとギョレメに向かう道路に出ます。
ただね、もう空に太陽は見えません。野宿濃厚ですかね。
車道の草木が植えてあるところが車道以外からは完全に死角だったので荷物を置いて、駄目もとでオトストップ。
無理ならここで野宿です。
太陽の残照も消えかかり、僕の望みも消えかかった時に1台停車!!
駆け足で歩み寄ると近くの街に行くついでに送って下さるとのことです。
ご家族3人組です。お父さんが英語を喋れる方で、僕の旅を応援してくれました。ありがとうございます。
無事ギョレメへ。
ほんとにありがとうございます。丁重にお礼を述べて、お別れしました。
1日で来れたぜギョレメ。もう真っ暗だけど。ギリギリセーフ。
とりあえずギョレメの宿はペリンペンション行っとけばええはず、ってかそれしか知らんし。
ヨルダンの宿で知り合ったチアキさんとマイコさんもギョレメでオススメの宿って言ってたので、とりあえず行ってみます。
案内板を見てペリンペンションのあるエリアをウロチョロしてたら子連れの親切なターキーが教えてくれました。ありがとうございます。
子連れの安心感は凄い。
空いてました。いやっほー!!
2泊3日で35t(約1,200円)なり~。
日本人の方が2人いて軽く雑談したあと、眠りにつきました。
一時は野宿を覚悟していたので布団さいこー!!
~本日の1枚~
パッパの息子さん。15歳だって。
ふぁーーーwww
ちなみに奥がパッパ。
ノシ