14日目~事故&事故~
どうも。本日はこれまでの厄日の集大成だと感じた いそけん です。
首の皮一枚で繋がっております。
本日は日本時間の11時起床。なんだかよく寝れました。
ホーチミン廟は時間的にびみょ~なので先日のバイク屋に改めて向うことにします。
この時の僕はまだ何もしらなかった。この先に何が待ち受けているのかを……。
バイク屋につき、ホンダ貸してー、みたいなことを言うと何故か渋られます。えぇー、と思っていると昨日応対したおっちゃん登場。僕の世渡りアンテナはこの人がここで1番偉いと告げています。
おっちゃんが、これ使いなよ、みたいな仕草で全て収まります。やったぜ☆
契約書を記入しお金を払います。キリがいいので5日間借りることにします。25USDと言われますがVSDしかないので500,000VSDで支払います。セミオートマチック車です。
国内では自動二輪車中型免許を持っており、MTも乗れます。が、AT以外に乗るのは実に4~5年ぶりです。走らせながら感覚を呼び覚まします。ハロン湾まで行きたいです。
ハノイ市内からハロン湾の方向へ向う途中に大型スーパーマーケットがあるそうです。
そのスーパーマーケットはベトナムで生活する上での必需品が全て揃うと言われてるほどの規模だそうです。
気がつけばイオンモールに辿り着いていました。もちろん目的のスーパーマーケットとは別です。でもまあ大きいからいいや、と思い入店。
ベトナム感がありません。普通に日本と同じかそれ以上に綺麗です。お値も張ります。
これは違うと思い店をでようと思っていたら ダイソー の文字が……(もちろん英語)
今回の旅にあたりダイソーにはとてもお世話になっています。
カッパとか欲しかったので入店。カッパと盗難用にチェーン、方向音痴なのでコンパスを買います。このコンパスには日本一周中にも何度もお世話になりました。
以上3点です。ダイソーなので300円……つまり60,000VSDかなー、なんて思ってたら120,000VNDでした。1日分の食費相当です。海外版ダイソー(100均とは言ってない)の罠です。
惣菜屋でおにぎりを2個買います。30,000VNDちょいです。別に飲み物と小さいお菓子を買い店を後にしようと思います。
外を見るとスコールです。半端ないです。雷もバンバン光ってます。これはもう店内待機です。おそるおそるベトナム北部の天気を携帯で検索すると……。
これはもうムリだ\(^o^)/オワタ
雨季なので多少の雨は覚悟してましたし、日本一周で雨の中の移動は慣れたつもりでした。が、これはレベルが違います。クッパ大魔王とクリボーぐらい違います。
スコールが去った後、市内へ戻ることにします。道路が鋪装されておらず陥没していたり割れていたり、すごい水溜りができていたりします。
交通量が少ないので60㌔ぐらいで走行します。やはりバイクは楽しいです。
途中、前方で道路の中央付近をのんびり走ってるバイクがいました。右からスィーと抜こうとするとまさかの右折。しかもその右折が道路の都合上Uターンに近い右折です。ノーウィンカーでした。
もちろんぶつかります。
((((((((((っ・ωΣ[バイク]ガコッ!
60㌔近くで走っていたので吹き飛びます。バイクじゃないです。"僕が"吹き飛びます。
本気で(肉体的に)終わったと思いました。
とりあえず吹き飛んだ身体が路肩で止まってからも急には動かず、神経を張り巡らし五体を確認することから始めました。ミンチになっている部位は無さそうです。
次に指などの折れやすい部位を確認。動きます。
最後に首をゆっくり持ち上げ……。
生きてる!!
ゆっくり深呼吸。ただ多分アドレナリンのせいでしょう。痛みを感じません。
起き上がったらまずは相手を確認。無事です。ピンピンしています。良かったです。
相手のバイクにバックミラーがないこと確認。おいおいおい。ベトナムでよくある光景ですがバックミラーがないバイクは多いです。ライト部分が付いていないバイクがあるくらいですならね。
バックミラーないなら目視か、せめてウィンカーだしてくれよ……。
とか思ってたら、おっちゃんは僕が立ち上がったことを確認するとベトナム語で何かまくし立てて逃走。後方からバスが迫っていたのでとりあえずバイクを端に寄せます。
クラッチ部分が衝撃で歪んだみたいでギアを変えれません。つまり帰れません。僕はベトナム語を喋れません。
\(^o^)/オワタ
とうしようかと迷っていると通りすがりのべトニーがやってきて、動かすのを手伝ってくれました。ベトナム語で何か言ってくれますがわかりません。相手も伝わっていないことが伝わったみたいでバイクを指差したあと、近くのバイクが何台か止まっている店を指差します。
なるほどあそこは修理屋ですね。べトニーは指差したあと僕がそちらに向かうのを確認すると去っていきました。ありがとうべトニー。
結果から言うと修理屋じゃありませんでした\(^o^)\オワタ
軒先で声をかけても誰も出て来ず、覗いてみると4~5人が中で地べたに寝そべっているカオスな空間でした。バイクもパーツらしきものもありません。
り、りぺあー、ぷりーず(震え声)
キョトンとした顔をされたあと、
……(´ω`≡´ω`)フルフル
し、失礼しましたー……。
ふぅ……。
/(^o^)/オワタ
日本大使館に電話することも考えました。
しかし……。
ガラガラガラ……ゾロゾロゾロ( •́( •́д( •́д•̀ )д•̀ )•̀ )
なんかみなさま出て来られました。
とりあえず身振り手振りで交通事故にあったことを伝え、歪みでクラッチが効かないことを必死で伝えます。
男衆がなんか隣の物置みたいなところで色んな角材やらパイプやらを手にして、これでもないこれでもない、をリアルにやっています。
ちょっとすると1人の男性が1つの鉄の大きいヘラみたいな物を持って来ました。
えっ?何すんの?とか思ってたらテコの原理を用いてクラッチ部分を直してくれました。確認してみて、という動作をされ、恐る恐る確認すると……。
ブル……ブルル………ブルルンブルルルルル
直ったぁー!!\(*´▽`*)/
感謝を身体で表し、さんきゅー、かむおんなど思いつく限りのお礼を言います。
なんとかハノイ市内へ。次の問題は右のサイドミラーが衝撃でゆるゆるなのと、車体の左フレームがバッキバキにやられている事です。
これ、返すときめっちゃ金取られるんじゃね?
怯えます。
なんとか宿に戻り作戦会議。知恵袋と並行して、こういう時に頼りになりそうなK太くんと祥平HEYくんにLINEします。
その結果……。
ぷらんK1【しらばっくれて返す】
ぷらんK2【逃走】
ぷらんS 【工作】
吟味します。
K1はそれを実行するだけの胆力が僕には無さそうです。自分正直者なんで。
K2はパスポートが人質です。
Sですね。
宿の部屋で携帯をポチポチしてると部屋の掃除に来た従業員と遭遇。驚かれます。割と右半身ボロボロですからね。
せっせせっせと手当してくれます。綿みたいなのを傷口に直に付けたり、ガーゼの上から綿を付けたり……。ありがたいですけど、ちょっと不安です。
Travel Expertがいるから相談する?みたいなことを聞かれ、YES。それなら階下へ来てと言われ1Fへ。
Expertが何言ってるからほとんどわかりせんが、大丈夫?と聞かれたらokok,Allright。ただバイク壊れたから直したい、と伝えると場所を教えてくれます。
マップに打ち込んでくれると言われ、手渡しますがベトナムはちょいちょいアルファベット以外の文字が使われており、僕も自分の携帯ながらその文字がどこで打てるか知らないので失敗。
マップでこの通りにある、と言われたのでとりあえず通りに向かいます。
ありました。しかし、ベトナムは(日本でもですが)普通の人は英語喋れません。ここでも身振り手振りで交通事故にあったことを伝え、破損部分を指差します。片言で、ちぇんじ?と聞かれたのでこちらも片言で、おー、ちぇんじ、と返します。
修理の前に値段を尋ねます。650,000VSDです。想定支出内です。ok。
修理が始まり手持ち無沙汰だったので横のお店とか覗いてみたら横の横のお店でタバコが15,000VSDで売ってます。
やっす、と思い指指して購入。ちょうど持っていたので支払い、立ち去ろうとすると呼び止められます。なんか凄い剣幕です。お金が足りんみたいな仕草をされます。は?払ったやろ?と思い身振り手振りで対抗。なんかおばあちゃんヒステリックおこします。こわっ。
めんどくさいので20,000VSD払います。このやり取りを見ていたお兄さんが僕の味方をしようとしてくれますが、おばあちゃんのヒステリック攻撃により撃沈。ヒステリック事故です。
気を取り直してバイク屋に戻りますフレームが取り外された状態で放置されてます。しかも、従業員が僕の横でタバコ吸ってます。
どういう状況やねん、と思っていたらフレームを持った従業員が店外からやって来ます。どうやらフレームを買いに(取りに?)行っていたみたいです。
そこからはサクサク進みます。僕の世渡りアンテナがこの人が1番偉いと感じている人が僕のバイクの修理担当で少し喋りました。
息子が日本にいるそうです。
以上。
あとはホンダ、ジャパンバイク、さいこー、みたいな会話で乗り切りました。
修理も無事終わり市内を少し回って宿へ戻ります。ハノイでバイクを借りる方はとりあえずホアンキエム湖(池とか湖とか言ってい所はこいうい名称でした)を何周かすることをオススメします。
障害物もさして無いのでマリオカートでいうとルイージサーキットです。
しかし侮ることなかれ。ベトナム版ルイージサーキットには緑の甲羅(バイク)がウジャウジャいます。飛び交ってます。なので良い練習になります。
宿に戻ると、部屋変えるね?みたいなことを言われたので荷物を2F(日本で云う3F)へ。
新しい部屋のめっちゃちっさいテラスみたいな所で黄昏れていると、従業員がやって来ます。
拙い雑談をします。あなたのオススメのご飯教えて?みたいな事を伝えると、じゃあ晩飯行こうぜ、という流れになります。
トコトコ着いていきます。宿の近くのローカルなお店へ。全てを委ねます。
料理を待っている間に英語を教えてもらいます。英会話では発音がとても重要です。単語で戦うにもその単語の発音、アクセントが違うと一切通じません。
料理が出てきます。あなたのオススメ教えて?と言ったのにも関わらす相手とは違う料理なのが気になりますが、実食。
めっちゃ美味しいです。何が入ってるか何もわからないですが、ベトナムで食べた料理の中では1番美味しいです。
食後はベトナムティーをいただきます。甘いお茶ですが美味しいです。
お茶の途中で日本語でトリップアドバイザーに投稿してよ、と言われます。
横で監視、もとい見られているので星5にするしかありません。
もしかしてトリップアドバイザーから表彰されてる実態って……おっと、誰か来たようだ……(・ω・。)ノ=з
お会計は45,000VSD、こういうローカルな美味しい料理をもっと食べたいですね。
これには語学力が必要ですね。せめて英語でもある程度喋れると攻めれると思います。
宿に戻り、しばしくつろぎますが何かビールが飲みたいです。近くのビアホイ通りへ。昨日とは違う店に座りビールを注文。頼んだことのないやつにします。
好みのつまみがないのでビールだけでお会計20,000VSDです。
ローカルビールを飲みたいと思いググりますがちょっと遠いので日を改めることにしましょう。甘味処を探します。
安南パーラーというお店が何かいい感じどったので向かいますが閉まってました。
仕方なくコンビニでアイスとスプライトを買って宿へ戻ります。
宿に戻ると受付で止められます。バイクを移動して欲しいそうです。いいけどどこへ?近くの駐輪場。え?お金かかるんじゃ……、うん20,000VSD。
しかし、盗難も怖いので指定の場所へ行き、そこのおっちゃんにお金を払います。8時に取りに来て、みたいな事を言われますがムリムリ。渋られたあと12時でいいとのこと。12時でいいよね?あってるよね?
この一連のやり取り中ずっと思っていたのですがこの宿は色々おかしいです。
Wifi……不安定です。よく途切れます。まあこれは仕方ないです。
ランドリーサービス……有料、前に泊まった宿は無料でした。まあこれは地域差……かな?
ただ納得いかないのが
喫煙所有り……ない
駐車場有り……ない。しかもいつの間にか宿泊サイトのページ更新されてて、この部分が消されてた……。なんなら宿の名前も少し変えられてた……。
事故物件やんけ!!
―本日の1枚―
ノーメイクでユニバのハロウィンでれそう。
写真に写っている箇所以外にも踝と腰と肘がヤラれてます。
後遺症がないといいですね。予防接種全然してないんで感染症が心配です。
ノシ